一時間に数回震度3程度の余震が続き、街灯も消えていて真っ暗な中一晩車で過ごしたのだが、ほとんど眠れず日の出と同時に近所の状況を見に散歩に出かけた。
小一時間ほどウロウロしてみたが、ウチの近所で一箇所だけ道路に面した塀が崩れているお家があったけど、その他は目立った被害はなかったようだ。散歩の途中何人か知らないおじさんと出会ったが、「おはようございます。」と挨拶すると、ちゃんと挨拶を返してくれて朝から気持ちが良かった。
散歩から戻り家で一息ついていると、町内会の方が近所の神社で炊き出しをやるとアナウンスして回っていたので、親父にそのことを伝え一緒に行ってみることに。するとそこには近所の小学校に避難してた人たちもきていたようで、すでに行列が出来ていた。炊き出しではおにぎり一個と紙コップに半分ほどのみそ汁が配られた。早めに来た人たちには焼肉もあったようだが、私たちが行ったときには既に肉切れだった。
炊き出しの列に並んで待っている間、町内会の世話役の方が避難所になっている小学校の体育館には約1,000人はいるんじゃないかといっていた。あとで友達に聞いた話しだと遅れて避難した人は体育館には入りきれず、他の施設へ回されたそうだ。
それと朝の散歩では通らなかったので気づかなかったが、神社の入り口のところが地震の影響で壊れていた。
この日は朝6〜7時頃にはSoftbankの電波が圏外になり、朝10時頃にはdocomoも圏外になった。昨夜はどちらも問題なく使えていたのだが、どうやらケータイ基地局の予備電源が切れたのだろう。こうなるとtwitterもFacebookも使えないので情報も集められないし、どこにも連絡ができない。いつになったら使えるようになるのやら…。困ったもんだ。しかも断水するかも知れないとのことで、水のくみ置きをするようにと言われたのだが、水道をひねると茶色い水しかでなくなっていた。それでもとりあえず風呂に水を溜めておいた。
昼は炭で火をおこし湯を沸かしてストックしてあったインスタントラーメンを食べ、夜は6時半くらいには暗くなってしまうので地震のあった日の昼間に買っておいた菓子パンを夕方5時位に食べて早めに就寝した。