私はこの年になるまで資格というものにあまり縁が無く、先日取ったフォークリフトの免許と車の免許以外は持っていません。これまでやってきた仕事に関係する資格をその都度取っていれば良かったな〜と思っていたら、最近よく見るSNSで「1日でとれる資格3選」として頻繁に防火管理者が紹介されていたので思い切って講習に参加してきました。ちなみに1日でとれるのは乙種というものらしいけど、現状では2日間の受講でとれる甲種の方が一般的らしいので甲種防火管理者講習を受講してきました。
防火管理者とは?
防火管理者とは、多数の者が利用する建物などの「火災等による被害」を防止するため、防火管理に係る消防計画を作成し、防火管理上必要な業務(防火管理業務)を計画的に行う責任者を言います。
一般財団法人 日本防火・防災協会
受講資格・受講料
防火管理者になるための資格は特にありません。1日または2日間の講習を受ければ誰でも取得できます。年齢制限もありません。
受講料は8,000円(テキスト代・修了証代込み)です。
申込はFAXまたはインターネットから出来ます。
有効期限
基本的には一度受講すれば更新手続きもなく生涯有効です。
但し、一部更新(再受講)が必要な場合があります。
甲種防火管理者講習(2日間)のスケジュール
当日は顔写写真付きの身分証明書、筆記用具、テキストを入れる鞄等を持って時間までに受付を済ませ指定された席につきます。席には番号が付いており2日間同じ席に座ります。講師は元消防OBの方が担当毎に入れ替わります。
防火管理者講習のスケジュールについては以下の通りです。
- 9:30〜10:00受付(1日目)
- 10:00〜10:10オリエンテーション
- 10:10〜12:10①防火管理の意義と制度の概要
- 12:10〜13:10昼休憩
- 13:10〜15:10②火気取扱いの基本知識と出火防止対策
- 15:10〜15:20休憩
- 15:20〜16:50自衛消防
- 16:50〜1700事務連絡等
- 9:30〜10:00受付(2日目)
- 10:00〜12:10④施設・設備の維持管理
- 12:10〜13:10昼休憩
- 13:10〜15:10⑤防火管理の進め方と消防計画
- 15:10〜15:20休憩
- 15:20〜16:05効果測定(20分)、修了証交付、事務連絡等
大体1時間に1回くらいは休憩があります。受講中は水やお茶などの持ち込みはOKなので、のどが渇いたら飲みながら講義を聴いても問題有りません。講義は講師により様々ですが基本的にはテキスト通りに進められ雑談を交えながら和やかな感じでした。ただひたすら聞いているだけなので、めっちゃねむくなります。うっかり寝てしまっても最後にポイントだけまとめて教えてくれるので、その時だけはしっかりと起きて聞きましょう。
また最後に行われる効果測定は、落とすためのテストでは無く理解度を確認するためのものなので心配無用です。私が受けたときはテキスト見てもよいということでしたが、ポイントのところだけ聞いていればテキストを見なくても満点とれます。問題は3択で正しいもの又は間違っているものを答える形式で全10問です。
まとめ
防火管理者の資格自体は2日間の座学で取得可能なものです。ただ実際に会社で防火管理者に選任された場合には、消防計画の作成や年二回の消防訓練の実施、社員に対する防災教育等かなり責任の重い仕事だと感じました。ちなみに防火管理者の資格は消防法に定められた国家資格だそうです。