この日も朝はやく目が覚めてしまったので、車の中でカーナビのTVを見ていた。
するとまた近所の方から避難所でパンをくれるということを聞いたので、「今日こそは!」と思い行ってみた。
しかし、また配っている様子はなく誰もいない。さすがに二回目なので手ぶらで帰るのもなんなので、避難所の入り口にいた世話役っぽい人に聞いてみたところ、特にパンを配っているわけではなく、避難所の人用に支給されたものが余れば配ることもあるとのことだった。だけど、わざわざ来たのだからと避難所の人のお昼の分からわざわざ出してきて菓子パンを一つくれた。本当は親父の分と2個欲しかったが、あまりにも申し訳なくて何も言えなかった。
家に戻り父と菓子パンを半分ずつ食べた後しばらくして、情報をくれた近所の方が訪ねてきた。男二人では、食事の準備も大変だろうと、うどんとおそばを持ってきてくれた。さらにその方のお宅では既にガスが使えることを教えてくれた。ガスに関しては、一応前日の時点で市内の一部ではガスが使えるという情報は私の耳に入っていたのだが、まだ父に話していなかったので復旧させていなかったので、この話を聞いて復旧させた。
そしてこの日、また夕方にお隣さんからおにぎりをいただいた。
ご近所の方の優しさに感動し、また何も出来ない自分がとても情けなくなり、思わず涙してしまった。
本当に、本当に感謝!!