仕事や家庭など人と関わる場面において、何かイライラする、モヤモヤする事、納得できないことってありませんか?
例えば・・・
「何であの人はあんな言い方しかできないのだろう?」
「何でわたしのこと分かってくれないの?」
「こんなに頑張ってるのに、どうして認めてくれないの?」
「あの人がこうしてくれたら、イライラしなくなるのに!」
「あの人が○○しなければ、私は○○できるのに!」
などなど。
これらの言葉は本当に良く聞く言葉だし、以前の私も結構言ってました。
この言葉の主体は「わたし」ではなく「あの人」です。
「あの人」が何かをしたりしなかったりすることで「わたし」の行動や感情が左右されてしまう。自分の行動や感情を自分ではコントロールできないからイライラ、モヤモヤするんですね。
だから「あの人」に変わって欲しいとか「あの人」の言動や考えを変えよう(コントロールしよう)と躍起になる。
でも、結局変えることはできず、またイライラ、モヤモヤの繰り返し。
本当、疲れますよね。
よく「自分が変われば、相手も変わる」と言いますが、これを聞くと「何で私が変わらなければいけないのか?悪いのはあの人なのに!」とか「自分から折れる(自分が変わる)のは、負けたような気がして嫌だ!」という人がいます。
(わたしもすごく分かります、その気持ち。)
これって本当でしょうか?
全ての行動には必ず理由がある。
他人を自分の思い通りにコントロールすることはできないとか、自分が変われば相手も変わるということは、頭では分かっているけどそうすることができない人は多いと思います。頭(顕在意識)は「やれ!」といってるのに、心(無意識)は「イヤだ!」といってる状態。
なぜこのようなことが起こるのでしょう?
簡単に言うと、
やらないこと(他人のせいにすること)で得ているもの(肯定的意図)があるから。
例えば、新しいことがしたいから転職したいと言っているのに何年も同じ会社にいる人の場合、肯定的意図は「安定」だったりします。
その人の発する言葉ではなく、今とっている行動が全てであり、本心だということ。
- あなたはそれをすることで何を得ていますか?
- それをしないことで何を避けようとしていますか?