震災後三日目

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父親は地震当日に病院へ行っていて、この日が予約日だったため、朝から父親の通院の付き添いで病院へ行った。病院入り口へ着くと、震災直後のためかいつもとは雰囲気が違っていた。

まず通常の入り口の所には病院のスタッフとDMATの人たちがいて、来院した人を順番に受付をしてトリアージ・タッグを渡していた。父は先週末に診察を受けたときに肺炎と診断されていたので、トリアージ・タッグは黄色(中等症群)ということだった。通常診察している建物は、以前から耐震構造上問題があるということで閉鎖されており、比較的新しい方の病棟の1階に臨時の診察スペースを作って対応していた。

診察が終わり外へ出ると、そこには焼き芋屋さんがいてにわかに行列ができていた。まだスーパーもコンビニも飲食店もほとんど営業していないなか、頑張って営業していた。

家に帰り車の中で携帯の充電をしながらテレビを見ていると、近所の方が自転車で出かけていった。しばらくするとその人が戻ってきて車の中の私に気がつくと、避難場所となっている近所の小学校でパンを配っていると教えてくれた。この日は町内会の炊き出しが行われなかったので、早速行ってみた。
避難所の入り口まで行ってみると誰もおらず、何かを配っている様子は一切無かった。もうすでに終わってしまったのかと思い、あきらめて家に帰って前日にコンビニで買ったカップラーメンを食べた。食後は昨日の「もしドラ」の続きを読み進め、読了。あまりにもとんとん拍子な展開とシンプルなストーリーが今ひとつな感じだったけど、けっこうサクサク読めたので、良い暇つぶしにはなった。

本を読み終わり、そろそろ夕飯にしようと思っていた夕方4時半頃、お隣さんがウチに来た。「なんだろう?」と思いつつ玄関に行ってみると、小さな紙包みをもっていて「ウチでおにぎり作ったから、食べて!」とまだ暖かいおにぎりを4つ頂いた。

久しぶりに食べたご飯はとてもおいしく、あっという間に2個完食。
本当にお隣さんに感謝!!

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